「おい、これもう感度を倍にでもしてるのか」
「いや、まだそのあたりの数字はいじってない」
「それでこれかよ。淫乱ロボットだな」
 むにむにと胸の柔らかさを堪能しながらサングラスが霧香にささやきかけた。
「……ふぅ、ぁあ」
 霧香は反論することもできず、ただ甘い声を噛み締める。
 すでに霧香の股間からは粘液が溢れかえっている。とろとろと流れ出した愛液はベッドからこぼれ落ち、床に淫らな染みをつくった。
 霧香の愛液は性欲を増進させる甘い香りつきのローションである。
 たちまち、倉庫の一角に淫猥なピンクの空間ができる。
 その香りに酔ったのか、白衣の男が血走った目で叫んだ。
「それじゃあお待ちかねの感度百倍だ!」
「そっ、それだけはやめてぇっ!」
 なりふりかまわず霧香が絶叫する。
 そこにはもう戦闘用アンドロイドの姿はなく、ただ蹂躙されるのを恐れる女がいた。
 残念だな。白衣の男はにやりと笑ってキーボードを操作した。
「ひぁああああああああああああ!」
 霧香の体ががくがくと大きく痙攣する。
 ベッドがぎしぎしと音をたてた。
 霧香の股間から液体が飛び散った。人間で言う潮吹きというやつだろう。
「お、おいこれ大丈夫なのかよ」
 サングラスが不安げに問いかけた。
「いきなり快感系の負荷が高まったからだろう。すぐにある程度は落ち着くと思うが」
 白衣の男の言葉通り、霧香の痙攣はしだいに小さくなっていた。
 それでも、先ほどまでと同じというわけにはいかずに、ひくひくと小さく震えている。
 股間からはだらしなくおしっこをもらしている。厳密には尿ではなく、ただの水なのだが。
「あぁ、ひぁ……」
 ぱくぱくと口を動かして、唇の端からはよだれをこぼしている。
 もはやまともな意識はほとんどないようだ。
「へへ、すげぇな。だだ漏れじゃねぇか」
 サングラスはごつごつした指を霧香の股間に伸ばす。
 製作者の趣味なのか、必要ないと判断されたのか。
 霧香には大事な部分を覆い隠す陰毛がなかった。
 霧香の秘所は成熟しきった女体をモデルにしているボディラインとは異なり、淫肉がはみ出ることもなく、少女のように楚々としたものであった。
 しかし、今は枯れることなく溢れる泉と化している。
 ぴちゃり。とろとろの愛液に触れ、それが覆っている部分に触れる。
「あああぁ! くぁ……ああ」
 途端に霧香の口から嬌声があがった。
「ちょっと触っただけでこれだ。挿れたらどうなるんだろうな」
 べろりと唇を舐めるサングラスの男が、醜く膨れ上がった自分のものに手を添えて、霧香を味わおうとしたとき、邪魔が入った。
 先ほど去っていった科学者である。
「なんだ。まだやってなかったのか」
「お楽しみを邪魔すんなよ」
「邪魔はしたくないが仕事だからな。さっき言ったとおり今からバラさせてもらうぞ」
「おう。手足からにしろよ」
「胴体だけのとしたいのか、呆れるな。まあいい」
 おい、準備は整った早く来い。科学者が背後にいた数人に声をかけた。
 技術者らしき男たちが手にした工具を構え、霧香の上半身に集まった。
 まずは手からバラすつもりらしい。
「よし、さっきも言ったとおりこいつの皮膚に刃物は効かない。間接部分の表面を酸で溶かせ」
 科学者が一歩下がると、技術者が作業を開始した。
 手にした特殊な噴霧器を霧香の肩に吹きかける。
 じゅうじゅうという音と、わずかに鼻をつく匂いがあたりに漂った。
 霧香の皮膚が溶け、内部の機械がしだいに露になっていく。
 しかし、そんな状況でも霧香は快感を感じているようだった。
「ひっ、ひぃぃぃ! あっ、あぁあ……きもちいひぃ! もっと、もっろぉ」
 舌足らずな声で更なる責め苦を要求する。
「なんだ? 体溶かされて感じるたぁすげぇマゾだな。よし、もっと気持ちよくしてやるぜ」
 霧香のもだえる様を見ていたサングラスが、腰を突き出した。
 血管の浮き出た肉茎が霧香の秘部に触れる。
 そして、そのままずぶずぶと慎ましやかだった秘唇を押し広げ、中に侵入していく。
「あがががぁぁ! くっ、くるぅぅぅ! はひっ、ひっぁぁ、中がすごひぃ」
 もはやかつての女軍人としての面影などどこにも見られない。
 ただ欲望をむさぼる一匹の牝がそこにあった。
 霧香の中は柔らかく、熱く、ときに強く、ときに弱くサングラスのものを締め付ける。
「こ、こいつはすげぇぞ」
 予想をはるかに上回る快感に腰を動かすことも忘れていた男が、慌てて腰を動かし始める。
 だが、数回腰を動かしただけでサングラスの股間は頂点に上ってしまった。
 人間とは比べ物にならないほどの快感に、サングラスの男はあっという間に果ててしまう。
 びゅくびゅくと、みっともなく痙攣すると、ペニスは肉欲の証を霧香の中に吐き出しはじめた。
「おぁあああ! 出てるぅ! 出てるよぉぉぉぉ」
 痙攣する体を無視して、霧香の肉がうねうねと動き、男の吐き出した精液を一滴も漏らすまいとする。
 優しく吸い込むようにして、ペニスはさらに奥へといざなわれた。
 萎えかかった肉棒を、やわやわと揉みしだくようにして奮い立たせる。
 細かい指先の動きを淫肉でやられるのだから堪らない。
 サングラスの男のものはたちまち硬度を取り戻した。
「抜かず何発ってやつか、おい」
 再びサングラスの男が腰を動かし始める。
 相手のことなど考えない乱暴な腰使いにもかかわらず、霧香はよがり声をあげてそれに応えた。
 一方、霧香の肩口から二の腕のわずか上辺りまでは、完全に皮膚が溶かされていた。
「よし、関節を破壊して腕を切り離せ」
「いいんですか? 壊してしまって」
「もう関節部分の分析は済んでいるからかまわん」
 そこで言葉を切ると科学者は、よだれを垂らし白痴と化している霧香の顔を、汚らしげに見つめた。
「それに乱暴にされたほうがこいつも喜ぶだろう」
「わかりました」


進む
戻る

作品選択へ戻る