「んぃっ!?」
 真由がなにごとかと京一の様子を上目遣いで窺うと同時に、彼女の口の中でペニスの先端が膨れあがった。
 京一が腰を跳ね上げて真由の口の中に自分のものをねじ込む。
「ひょういひっ!? んんんんっ! んぇっ!」
 のどに発射される熱い粘液に真由が悲鳴をあげる。
 しかし、それにかまわず京一は惚けた表情で真由の口の中に欲望の塊を吐き出し続ける。
 ここ数日でためられた大量の精液が真由の口内に溢れかえるが、真由は吐き出すことなく懸命にそれを飲み下そうとする。
「ふぅ、ぅえっ! んぐっ、む。んあぁ……」
 京一が射精を終えたのを見計らって、ようやく真由はペニスから口を離した。唇と亀頭の間にねばねばと糸が引く。
 開かれた唇から、まだ彼女の口の中に白いものが残っているのがわかる。
 涙目になりながら、口をもごもごさせると、のどが動いた。口腔内の精液を飲み込んだのだろう。
 それから舌で唇についたものをぬぐい、それも飲み込む。
「はぁぁ、す、凄かった……」
 呆然とした顔で真由が息を吐く。
「よ、よく全部飲んだな。けっこう溜まってただろうに」
 呆れたように京一が言う。
「んだなぁ……あんなに凄いとは思わなんだけんど……できるだけ無駄にしないようにっちゅうて」
 どこか熱に浮かされたように真由が答えた。
 それからおずおずと京一の股間に手を伸ばす。
 驚いたことに、彼のものはまったく萎えることなく立ったままだった。
 真由はペニスに手を添えると優しく握り締めた。
 京一が自分のものを見下ろして驚きの声をあげる。
「なんだ? 出したのに勃ったままだ」
「昨日京一が飲んだお神酒のせいだと思う」
「お神酒?」
 いきなり出てきた単語に京一が頭をひねる。
「――そうだ、あれを飲まされたら急に眠くなったんだ」
「あれ眠り薬も入ってんだけど、ほんまの目当ては精力剤っちゅうことで飲ませるらしい。んだで……」
「そのせいか。凄いな。で、そんなことしたんだったら一回で終わりってことはないよな」
 京一の言葉に真由が頬を染めながら頷いた。
「ん。京一が満足するまですんのが儀式だから」
 そう言うと、真由は京一のものを掴んでいた手を上下に動かし始めた。
 真由の手の動きは口を使っていたときと違い、どこかぎこちない。力加減がわからないのだろうか、ほとんど触れているだけである。
 京一にとっては少々刺激が足りない。これでは焦らされているも同然である。
 しかし、真剣な顔で自分のものを見つめながら手を動かしている真由にそれを言い出すことができない。
 京一が勝手に焦らされているのも知らずに、真由はゆっくりと手を動かしている。
 恐る恐る指を絡めていた真由だが、京一が痛みを感じていないのを確認すると、徐々に手の動きを早めていった。
 にちにちというべとついた音がする中、真由が空いていた手を京一の股間に差し伸べる。
 そっと袋の部分に触れると、優しげな手つきでやわやわと揉みだした。
 そんなことまでしてもらえると思っていなかった京一は、一瞬驚いたが、すぐに新しい快感を貪欲に受け入れる。
 だが、それでもどうにも物足りない。とうとう京一は真由に頼むことにした。
「もうちょっと強くしてくれ」
「ん」
 素直に頷くと、真由は京一のものに絡ませている指に力を込める。
「こんぐらいでええか?」
「もうちょっと……それぐらい」
「き、気持ちええか?」
「いい」
 言葉少なに応えた京一に、真由が場に似つかわしくない明るい笑顔を見せる。
「んなら……」
 真由は手で京一のものを愛撫しながら、その先端に口をすぼめて吸い付いた。
「こへもきもひえひか?」
 意識しているわけではないだろうが、真由がしゃべるたびに、唇と舌が絶妙な動きで亀頭を刺激する。
「す、すごくいい」
 情けない声で言いながら、京一は真由がいったいどんな修行をしたのか想像して、さらに股間を固くしてしまう。
「跳ねひゃへんでよ」
 ぴくりと揺れたペニスにあわせるように口元を動かして、真由はえらの張った先端に器用に吸い付く。もちろん指を動かすのも忘れない。
 三種類もの刺激を受けて、京一はあっという間に達してしまった。
「真由、またイク……!」
「ひぇ? ん。なんへんれもらしてええよ」
 ペニスから口を離さずに、もごもごと真由が唇を動かしたのがとどめになった。
 京一は真由の頭を掴むと、口にペニスを突き入れた。
 びくびく跳ね回り、真由の舌を犯しながら、一度目と変わらぬ勢いで精液をぶちまける。
 真由の口内に精液が溢れかえる。
 真由は必死でそれを飲み下そうとするが、残念ながら耐え切れず顔をあげてしまう。
 ペニスは真由の口元に押し付けられながら、最後に真由の顔を白く汚して射精を終えた。
「ほんに……ようけ出すねぇ……」
 呆れたような、感心したような真由の口調に京一がさすがに照れる。頬をかきながらあさってのほうを眺めてしまう。
「悪い」
「いや、ええんよ。ようけ出してもろたほうがそんだけ気持ちええっちゅうことやから」
 言いながら、真由は口元を指でぬぐい舐め取ると、さらに唇をぺろりと舌で舐めた。
 自分の行為がどれだけ淫らに見えるかまるでわかっていないのだろう。
 その行為のせいか、お神酒のせいかはわからないが、驚くべきことに京一のものは変わらず大きいままだった。
 真由はなにも言わずにそれに舌を伸ばす。
 ペニスにこびりついている精液を丹念に舌で掃除する。
「にが……」
 なぜか嬉しそうに眉をしかめながら、真由が呟いた。
 その行為に、京一は妙にどきりとして落ち着かなくなる。


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